Road to Nazaré
2020/3/7〜3/17の間、僕自身初のヨーロッパ、”鉄砲伝来の元地”ポルトガルに行く事にした。
目的は、世界で一番の大波の記録が出ているポイント、
“nazare”に挑む事だ。

何故挑もうかと思ったかというと、幾つかの要因はあるが、一つはこの3月のフルムーンシーズンに条件があう場所が、ヨーロッパしかなかったからだ。
ハワイ”JAWS”や、カリフォルニア”marvericks”等は風が悪かったり、サイズ不足であったが、今年はヨーロッパが当たり年だった。
それからもう一つの要因は、内面的な物だ。
自分の置かれてる立場や、組織帯に限界を感じていたし、新しい事をやる為には何か失う事の恐怖から逸脱する為の挑戦をしたかったからだと思うし、自分の信念を貫き通して日本を元気にしたかった。
とはいえバッシング覚悟で臨んだし、最大級のリスクとプレッシャーを自分に与えた事で家族を含め、お世話になってる方々に心配とご迷惑をおかけした事はこの場で申し訳ない事をしたと思っている。
さて、旅の日程は、フルムーンの時にしか動かなかいと決めていた。これにも理由があり、2019は台風や低気圧も含め、日本で大波が来たのは、フルムーンの時ばかりだった。
いい事も悪いことも起こった。お盆には、ボードが突き刺さり肺が一つなくなったり、12月には大波を目の前にして乗る事が出来なかった、1月には、大事なGUNが折れたり、2月にもnazareにいくはずが大会とかぶりいくのを断念して最高な波を逃した。
それでも一つだけ確かなのは、俺の魂は生きてるという事…
生きてる内に自分が精一杯出来る事が、自分の最大の挑戦をする事だった。
そうして1人でポルトガルに行く事を決意した。初めての場所で何もわからないから、発信をし続けると、スポンサーや仲間達から援助があった。
情報や宿、ジェットアシストを紹介されたり、とても嬉しかった。
カメラマンも出発当日見つかってわざわざフランスから駆けつけてくれた。
問題は、ギアと寒さと言葉だ。
何時もお世話になっている氣サーフボードは、36時間の移動の為4便経由の為持っていく事ができなかった。何より信頼しているGUNだったのでとても精神的にきた。
寒さは宮崎生まれの僕には、恐怖しかなかったがdove特徴のwetsuitがあるから大丈夫と言い聞かせた。
言葉は全く勉強しなかったのでとんでもない目にあった。
そうして出発前にyoutubeで”nazare挑戦”の気持ちを発信して出発した。
自分を奮い立たせる為、発信して逃げ場を無くした、今思えば精一杯ハッタリをかましてよかった。ハッタリも本当になると自分でも思えたから。

山本博也youtubeで5日間の挑戦がUPされているので見てほしい。
これから順をおって、動画の解説をしていきたいと思うので興味がある人は是非見てもらいたいと思う。
山本博也チャンネル登録もよろしくお願いします!
という事で次回”nazareへの道のり”を解説していきますのでまた、是非みて下さい!
topguns 山本博也