nazare day2
3/9月曜日6:30
時差ぼけの中目が覚めた。
朝一から風が強く吹いていて、案の定サーフィンはできないようなコンディションがだ。
とりあえずナザレの丘灯台の方から海をチェックすることにした。

有名なnazareの灯台だ。遂に着いたと思い、すべての状況を把握しようと務めた。
波高3.5風速は大体10メートル位吹いていてノーバディーだ。
今日の今日海に入るのは体力的にも状況的にも危険だと判断してまずは町全体をドライブして雰囲気を確かめた。
街並みがとても素晴らしいロケーションで狭い路地や1通が多くて家が密集していた。どれもおしゃれでかっこいいヨーロッパの建物で、特に灯台手前の、大きな教会はとても美しかった。
その手前のカフェで、エスプレッソとマフィンを食べた。合わせて350円位でとても安かったし、疲れた体に染み渡るほどおいしかった。それが朝のルーティンとなった。
宿に戻り、スタッフにこれから誰かステイするのか?と聞くと答はNOだった。
やはり、3月の半ばになるとシーズン的には遅く、11〜2月がbigwaverがこの施設に集結するみたいだ。
とりあえず裏庭で、ギアのチェックをした、持って来た物
- フルウェットスーツ(dove)
- ブーツ、グローブ、(dove)
- ヘッドキャップ(dove)
- インナー(dove)
- JAWS用リーシュコード(DAKINE)
- ライフジャケット(patagonia)
- エアリフト(Quick silver)
- エアボンベ✖️4(YAMAHA)
- hotjel✖️2
- 冬用WAX✖️3(sexwax)
- サプリメント(tegemocos)
- クリーム(Shaka balm)
こんなところだ。

ブラジルNazareチャンプのvinyだ。
8のエアボンベは、空港で勝手に抜かれたので現地で入手するしかなかった。
あと、持ってくるはずのGUNは、飛行機に乗せれなかったので落胆していた。
そうこうしている内に、仲間から連絡が入り、板をかして貰える事になった。
ライルカーソンというハワイのシェーパーの板で、ルーカスチアンカが昨年乗っていた板だ。自分のライバルであり、親友のviny(ブラジル)が、使ってくれと二本用意してくれた。
本当にありがたい。
板の準備をしていると、ある男がこの宿に現れた。
Andrew cotton(アイルランド)、このnazare付近のエース的存在で、常にヨーロッパ付近でのシーンでは登場し、以前ワールドレコードも出した事がある大物だ。
僕は、すぐ挨拶しにいき自分の意思を伝えアドバイスを貰った。
1.パドルサーフィン
基本はレフトの波だが、ライトもいい波があるから、少し左側で待つ方がいい、20フィートの波はミックスアップするから、右に待ち過ぎるとカレントにハマり食らってしまうなら気をつける事。
2.ゲットイン&アウト
サイズがそこまでない場合は、灯台の右側でいいが、でかい場合は、灯台左の下町からパドルアウトした方がいい。
パドルして戻る場合は、デカ過ぎる場合は、また灯台アウトをパドルして帰るか、なんとかビーチに滑り込むかのどちらからしい。
惜しみなく、Andrewはアドバイスをくれた。この場面もyoutubeに残してあるので見てほしい。
とりあえず、身体は長旅でボロボロだったが、パドルインだけして、水慣れとボードに慣れようと思い。灯台左側のビーチからパドルインすることにした。
カメラマンがいなかったので映像を残せなかったが、波打ち際のブレイクがヤバ過ぎた。
果てしなく沖から次から次にビーチブレイクでわれ、たまった水が、波打ち際で合わさってダブルアップして、まさにnazareのブレイクが水のない場所にトリプルくらいのサイズで叩きつけられていた。
とんでもないとこに来てしまった…と思ったが、もう着替えて長いビーチを来てしまってる。やるしかない。
が、結局3時間くらいかけてボコボコもみくちゃにされて、なんとか1本滑って終わったくらいで、酸欠でビーチにしばらくうずくまるくらいキツかった。今までのポイントで1番ハードなゲットだった。
しばらく宿で休み、夜はnazareの丘にあるケバブを食べ、時差ボケと波を喰らいすぎて、ハイになった身体にビールを流し込んで、nazareのブレイクを見ながら、ノスタルジックな気分に浸っていた。
この日からは、満月になり一日一日を大事に生きようと月に誓い眠りについた。
次は、「for the day nazare」
お楽しみを。
